ジャクリーン・ケネディは、31歳にして第35代アメリカ大統領(ジョン・F・ケネディ)夫人、ファーストレディになりました。 彼女は大統領の奥さんという存在にとどまらず、そのファッションセンス、社交術において注目され続けました。 アメリカだけでなく今では世界中から「ジャッキー」の愛称で呼ばれています。
ファッション誌にも、憧れのファッションアイコンとしてよく登場しますが、 この本ではまた彼女の違った一面を知ることができるでしょう。
ジャッキーは歴史に興味を持ち、美しいものをみる目がありました。 ホワイトハウスでないがしろにされていた調度品や美術品に注目し、全ての備品をリストにしました。 リニューアルを施し、ホワイトハウスは歴史的建造物として国内外に誇れる建物となったのです。 この行動力、発想力、人を動かす力は、ジャッキーだからこそできたことだと思います。 ジャッキーの文化財保護活動は次第に広がっていきます。
この絵本では、その後ジャッキーがニューヨークのグランドセントラル駅の保存活動について 多くの人の共感を呼びながら、長い年月をかけて取り組んだ様子を知ることができます。
古い建物を敬愛し、保存修復することで次の世代にまで歴史を受け継いでいってほしい。 ジャッキーからの大切なメッセージが伝わる伝記絵本です。
小学校高学年の「伝記」の時間にジャッキーの写真と共に紹介してほしいです。
(山田裕子 小学校司書)
「ジャッキー」の愛称で知られる、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ夫人、ジャクリーン・ケネディの伝記絵本。 元ファーストレディが歴史的建造物保守運動を力強くリードした姿を描く!
ファーストレディーの伝記絵本です。
このような絵本があること自体、アメリカらしいなと思いました。日本の首相夫人の絵本というのは今まで見たことがありません。
そしてファーストレディーはただの奥様ではなく、主体的に色々な活動をされていたことを知りました。女の子が読むと興味が持てる絵本だと思います。 (りおらんらんさん 40代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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