
絵本作家、中野真典が愛猫ミツとの別れを通し、「死別」という永遠のテーマを深く掘り下げて描いたスケールの大きな作品。 自身の腕の中で逝ったミツ。でもほら、地面を見れば、空を見上げれば、ミツがいつだって笑ってる。そして、ぼくも笑う――。この世に存在するあらゆる“いのち”をまっすぐに見つめてきた作者の絵は、理屈や固定概念を軽々と超えて、わたしたちをミツのもとへと誘ってくれる。
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表紙のねこの表情に惹かれ、手に取りました。
作者とねこのミツとの別れが美しいイラストで描かれています。言葉は少ないですが、ページからお互いの優しく温かい大きな想いが伝わってきます。
「ミツがわらう」のラストシーンは感動ものでした。ジーンと心が温かくなる絵本です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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