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広告社って、なにをする会社か知ってる? 商品のCMやポスターなどの広告を作る会社なんだ。なかでも広告の言葉は、みんなを元気にしたり、気持ちを結びつけたり。そんな魔法の力を持つ言葉と格闘する、ぼく、パンダ広告社の本田パンダです。
町の広告会社に勤めるコピーライターの本田君はパンダ。社長もパンダ。デザイン担当もパンダ。パンダが経営するパンダ広告社には、面白い広告の依頼が舞い込む。新製品:ランドセル、プラネタリウム、競技大会…それらの広告をどうやって作るか?本田君はよい言葉を探しながら様々な経験をしていく。
社長やデザイナー、お客さん達の、悲喜劇こもごもが絡み合い、厳しい競争社会でも人とのつながり、温かい気遣いを感じさせる物語。
毎日小学生新聞で連載していた話。連載当時も、面白かったが、本で改めて一気に読見通してみてもやっぱり面白い。
コピーライターが登場するだけに、言葉の選択がうまい。パンダ社長の駄洒落や、本田君の一行日記など、ユーモアがある上に物事の本質をついた鋭い言葉が印象的だ。
登場人物はすべて動物で、それぞれの個性が際立っている。人間の社会の、いろんな性格の人間を動物でもって表現しているのだと思うが、これが妙にはまっていて愉快だ。基本的に明るい人しか出てこないので、話が全体的に明るく、読者は無責任にゲラゲラ笑って楽しめる。軽快で愉快で、温かい人情を感じさせる素敵な話だ。
日常生活に疲れた大人にも、癒しのひと時となるだろう。
また、この話に出てくる動物たちに学んで、会社や地域での人間関係を改善していただきたい。大人なら、できるはずだ。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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