ひとりぼっちでおくびょうな男の子クニットが孤独に立ち向かい、大切な人と出会い幸せになるお話。 トーベ・ヤンソンが1960年に描いた2冊目のムーミン絵本は、愛と勇気の物語。美しい色彩と細やかな描線を、贅沢な多色刷りで忠実に再現した、新装改訂版。
親愛なる日本の子どもたちへ―― みなさんが、この本を、気に入って楽しんでくれますようにと、願っています。わたしの国フィンランドと、日本は、地理的には、とても遠いですね。でも、おはなしの世界は、たがいにそんなに離れてはいないし、ちがっていないと思います。さあ、とびこんでください。ようこそ、わたしの絵本の世界へ! 心をこめて――トーベ
この絵本にはムーミンは出てきませんが、
ムーミンシリーズで出てくる仲間たちが
色鮮やかに登場します。
だから、ムーミンを知っている人も楽しめますし、
ムーミンを知らない息子たちでも
違和感なく楽しんでいました。
何より、このさびしがりやで怖がりなクニットが
家を飛び出し、手紙を見つけてからの、
心の成長が素晴らしく、社交的になり、
勇気をもって戦ったり、
ちょっとしたラブもあり、
子どもたちは照れながらも
楽しそうに見ていました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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