夜、ひとりで寝るのがこわいのは、子どもの本能です。しかって力づくで一人寝をさせるのではなく、できれば夜と友だちになる気持ちで、穏やかに眠りにつかせてあげたいもの。
本書『まっくらな よるの ムー』は、ひとり寝のはじめての夜、くらやみにおびえるポロンが主人公です。こわがっているポロンのもとにやってきたのは、大きなバクのムー。「よるは まっくらで こわいよね。でも いいことも あるんだよ。」ムーの言葉にポロンは夜の空中散歩へ。ムーといっしょに夜の「いいこと」にたくさん気づいたポロンは、夜がこわくなくなって、眠りにつくのでした…。
海外出版から絵本作家としてのキャリアをはじめた版画家・むらかみひとみの描く、ファンタジックな夜の風景とムーのやさしさが、おさえた色使いと描線の素朴さから伝わります。 夜寝る前の一冊に選びたい本です。
はじめてひとりでねる夜。 ポロンは夜のくらやみがこわくてしかたありません。
そんなポロンのもとにたずねてきたのは、 大きくてしろいバクのムー。
一人でも夜怖くなくなりそうな、そんな1冊でした。夜寝るのが怖い子にはこの絵本は読んでおくべき、そんな1冊だと思います。うちの子は寝るまで私がついていないといけないのですが、その後目が覚めると大騒ぎになります。この本はそんなうちの子の役にも立ってくれそうです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子6歳)
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