本書では、まわりから「ふしぎ」ととらえられがちなアスペルガー症候群[高機能自閉症]の子どもの行動を取り上げ、本人がみずからのことばでその行動の理由と思いを語ります。本人がどう感じているかを語ってもらうことで、アスペルガー症候群の子どものまわりの子どもたちや大人たちが、「ああそうなのか」と、自然と納得し、具体的かつ身近なものとして障害を知るための絵本です。認知の特性からくる、そうせざるを得ない理由がわかれば、対応方法もわかってきます! 2006年の刊行より好評を博すロングセラー絵本に制度改正や新たな知見を加え改訂。
自閉症の中でも、知的なおくれが目立たないタイプの障害をアスペルガー症候群(高機能自閉症)というらしい。
この本はシリーズ全部を読むことにしているので、いろいろなことを新しく知るのでありがたい。
自称:発達障害の知人があったが、どういう障害なのかよくわからなかった。普通に話ができている感じがした。ただ、思い込みが激しいなとは思った。
あと、空気を読めないで本人に言ったら思いっきり傷つくことを平気で言う知り合いもあった。私自身も、よく注意された。
あ、これはもしかして高機能自閉症なのでは?と思った。
学生時代も、仕事をするようになってからも、この絵本でみられるようなタイプのひとは、程度の差こそあれ、いろいろ見てきた。もしかするとこの障害だったのかもしれない。本人に自覚があるかないか、わからないけど。
そして、もしかして自分もアスペルガーではないかと思えてきた。
結構本に書いてあることが、自分にも該当するので。
結果はどうあれ、世の中にはいろんな特徴を持つ人があるし、その特徴が生活していく上で困った問題を引き起こすこともあるのだとわかった。まだこのことを知らない人には、是非ともこの手のタイプの絵本を読んで欲しい。いじめや誤解が減ってくれればいいのではないかと思う。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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