まわりからふしぎととらえられがちなダウン症をもつ子どもの行動を取り上げ、本人のことばでその行動の理由と思いを説明する絵本。まわりの子どもや大人が、ダウン症の特徴を「ああそうなのか」と、自然と納得できるよう具体的に解説。ダウン症の子どもたちとうまくつきあう工夫を、小学生の子どもから理解できるようにわかりやすく紹介します。2007年に好評を博した『ふしぎだね!? ダウン症のおともだち』を最新データに更新した新版。
ダウン症のお友達5人の学校生活の一例を通して、障害の特徴や生活の工夫の仕方をわかりやすく解説する絵本。第2部にはダウン症の仕組み、症状の特徴、育ち方、訓練や人づきあいの仕方などの総合的な解説。大人になったダウン症の人の事例も紹介。
見た目でわかりやすい障害だ。今まで何人かダウン症と思われる人に会ったことがある。この絵本に書かれている特徴の「人懐っこい」部分があり印象に残っている。どうしてそんなに楽しそうで、誰にでも笑顔で挨拶しているのか不思議な感じがしたが、この絵本を読んで納得した。
染色体の21番目が3本(通常は2本)あるのを図で表しているところが印象的だった。ほんの少しの違いが、大きく影響しているように思えた。
学校での生活の工夫の他に、大人になった人の事例も紹介されているところが素敵だ。働ける、収入を得られるのがどれだけ希望になるか。なかなか教科書通りにはいかないけど、時間と労力をかければなんとかなる気がした。
巻末に参考資料がたくさん紹介されているのも便利。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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