日本には、歌い継がれてきた唱歌がたくさんあります。 歌詞はうろ覚えでも、メロディーを耳にすると懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。
「うさぎ追いし かの山 小鮒釣りし かの川」ではじまる「故郷」や、 「しゃぼん玉」「夕焼小焼」「あんたがたどこさ」といった、 おかあさん、おとうさん世代でもなじみのある歌のほか、 おじいちゃん、おばあちゃん世代が歌っていた、 「雨降りお月さん」「夏の思い出」なども紹介されています。
同じシリーズの『にほんのうたえほん こどものうた』同様、 春から冬まで、季節を感じられる歌が、15曲。 今の子どもたちには、少し古めかしく感じるかもしれませんが、 歌い継がれてきただけあって、歌詞から広がる情景にはゆったりとした日本の美しさがあります。
絵は『にほんのうたえほん こどものうた』も描いた村上勉さん。この絵本では、昭和の子どもたちの風景を表現しています。 親子3代で読むと、いろいろな思い出話に花が咲くかもしれませんね。
(絵本ナビ編集部)
新たな時代が始まる今こそ、伝えのこしたい日本の歌を村上勉が日本の風景と共に描く歌絵本。姉妹編の「こどものうた」とともに刊行。
「故郷」「しゃぼん玉」「夏の思い出」など誰もが口ずさみたくなる童謡や愛唱歌を厳選した一冊です。 口ずさむたびに日本の美しい風景がこころに広がる童謡や愛唱歌に、絵本作家の村上勉が絵を添えた詩情あふれる歌絵本──。
村上勉さんの絵に惹かれ、手に取りました。
懐かしの日本の歌。
春は「ふるさと」や「おぼろ月夜」
夏は「われは海の子」
秋は「夕焼け小焼け」
冬は「雪の降る町を」
のように、春夏秋冬に合わせて、紹介されています。
思わず歌ってしまう曲ばかり。
見開き1ページに1曲。
そこに広がるのは、どれも懐かしい雰囲気の、美しいイラストです。
ラストの「さくら」の曲の満開の桜の場面も、素敵でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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