ポコは人間の子どものような性格を持った犬です。ひなたぼっこは好きだけど、雨と雷は嫌いで、お肉は好きだけど、野菜は食べたくない…。この絵本では季節を追って、ポコの嫌いなことと好きなことが出てきます。しかし、ハナちゃんと出会ってからは、嫌いだったお風呂も我慢したり、恐かったかにを追い払ったり。だんだんとポコの趣向に変化が見られるのです。主人公の犬のポコと、成長する子どもの気持ちが重なり合って…。ひとつの出会いで成長していく犬の姿を描いた、あたたかな一冊です。
版画で表現されてるような独特な雰囲気が気に入ったのでこの絵本を選びました。主人公の性格を様々な角度から説明しておりわかりやすいのが良いと思いました。主人公が人との出会いによってどんどんインスパイアされて良いほうへ変化していくのが素晴らしいと思いました。思いが変われば行動も変わるのだと再認識出来る作品でした。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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