19世紀イギリス。エメリン・パンクハーストは、貧しく苦しい女性たちの生活環境を変えるため、女性が政治に参加する権利を求める団体「女性社会政治同盟(WSPU)」を結成する。しかし、演説やビラを配るだけでは、世論の関心を集めることはできなかった。「言葉よりも行動を!」エメリンは、たとえ石を投げて窓を割ってでも人びとの注目を集め、女性たちの声を世に知らしめようと決意する――!
命をかけて闘ったイギリス女性参政権運動のカリスマ、エメリン・パンクハーストの生涯を描く。
これまで女性を題材にした伝記を読んでいても、女性らしいといえる範囲の中での生き方をしている方が殆どでしたが、この方は女性の権利を主張するという強いポリシーがあり、それはとても素晴らしいことなのですが、行動はかなり過激ですね・・・
女性の権利の為にハンストや逮捕をいとわない姿は、少し怖いなと感じます。
同時に、そこまでしても権利をなかなか認められなかった、男性社会の恐ろしさも伝わってきます。
この方は今回初めて知りましたが、こういう努力のうえに、現代社会があるのだと痛感しました。 (hime59153さん 50代・ママ 男の子11歳)
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