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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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さらに、物語は迷いこむ

さらに、物語は迷いこむ

  • 児童書
絵: 浅賀行雄
編集: 日本児童文学者協会
出版社: 偕成社 偕成社の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2020年02月05日
ISBN: 9784035398400

出版社のおすすめ年齢:中学年〜
190mm×130mm 162ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

今日の気分にぴったり合うのは、いったいどんな物語?
物語の展開によって、短編を4つに分類した「物語は4つの顔をもつ」シリーズ。
本巻は、“さらに、迷いこむ”物語たち……
なんとも不思議な、あるいは不気味な後味の残る6編の物語が一冊になりました。

ひとりで留守番をすることになって、自由に過ごせるとよろこんでいたのに……。学校から帰ろうとしたら、家がどこかに消えちゃった!? こんなに奇妙なことが起きているのに、なぜだか、だれもとりあってくれない。自宅のおどろくべき行方とは。
――『カギはもってる』

校舎のはしっこにぽつんとある、使われていない教室。そして、一通の手紙。「読み終わるまでは教室から出ないこと」「次に教室をおとずれるだれかのために手紙を置いておくこと」を約束させるその手紙には、奇妙な秘密が記されていた。
――『この教室を見つけた君へ』

オウムなんて飼っていないのに、「おたくのオウムを預かっている」と交番から連絡が……。主人公ケンちゃんと同じ名前のそのオウムは、くり返しケンちゃんの家の住所をとなえていた。いったいどこで、うちの住所をおぼえたんだろう?
――『富士野町のケンちゃん』
他3編収録。

怖い話、びっくりする話、奇妙な話。
味わいはそれぞれですが、どれもがゾワぁ〜っと鳥肌モノ……
個人的には、心温まる物語なのに同時にゾクゾク不安にさせられるという、不思議な読み心地のお話が特にオススメ!
不安と感動だなんて、まるきり正反対の感想を同時にいだける、興味深い読書体験が味わえます。

初めから最後まで通して読まなくたって、気になる話だけ“つまみ読み”できちゃうのも、短編集の良いところ。
そのうえ、読み心地によって分類された本シリーズ。きっと、今日の気分にぴったりの一篇が見つかるはず。
ゾクゾク背筋に刺激のほしい人は、この一冊から手にとってみてください……


(堀井拓馬  小説家)

出版社からの紹介

ストーリーの展開を4つのタイプに分けて編集した作品集。本を読みたい気分は、その時々でちがうはず。各巻のタイトルを見てもわかるとおり、たとえば、おだやかな気持ちになりたいときは、『きっと、物語はよりそう』、ハッピーエンドのお話がしっくりこないときは、『さらに、物語は迷いこむ』というように、今までにない視点で本を選べる。短編集なので手に取りやすく、気軽に小説の面白さに触れられる。

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