
中学校1年生(日本の小6)になったばかりのエミリーには、15歳の姉ホリーがいたが、ホリーには障害があり、3か月前に亡くなってしまった。ホリーはクマのぬいぐるみのブルーイが大好きで、エミリーはホリーのために、想像の国スモカルーンでホリーとブルーイが冒険するお話を作っていた。ある夜、ホリーの部屋からへんな音がするので、エミリーがのぞいてみると、ベッドの上に光るテントがあり、中からペンギンとクマのぬいぐるみが出てきた。想像の国スモカルーンから来たのだ。ペンギンはヒューゴ、クマはスミッフィーという名前で、エミリーに話しかけてきた。ブルーイもスモカルーンにいて、ホリーと遊んでいるという。
身近な愛する人を失った悲しみを、おもちゃたちとの交流と想像力の力で乗り越えていく感涙の物語。
もくじ 1ブルーイの思い出ノート 2ちがうドア 3合唱の練習 4黒いヒキガエル 5不思議の国 6トッタン村の大事件 7調査 8寝室のいざこざ 9実験 10プラタナス荘へようこそ 11火事 12牢屋のウェンディ 13新しいお客さま 14読書クラブの大騒ぎ 15エデンの園のヘビ 16ピッパの休暇 17まじないの主 18花火 19要求 20金のブーツ 21ペンギン共同体のピクニック 22不思議の国のコーラス隊 23メッセージ 24おもちゃ博物館 25重要な仕事 26ダンスパーティーへの招待 27だれもが勝者 28何もかもうまくいく あとがき
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