国際色豊かな仏教の姿と現代社会の課題に挑む新たな仏教の姿を知る――
幾多の国際交流を経て日本に伝えられ、日本的に独自に進展をみせた「日本仏教」。いま仏教は現代社会の課題に寄り添う存在として国内外で注目されている。奈良・平安時代の国際交流のあり方と、南都・北嶺での仏教の日本的展開、親鸞浄土教、大谷光瑞師の国際交流事業、戦時下における仏教の変遷など、日本仏教の歴史と軌跡を、様々な文献と資料からたどる。また、現代社会における仏教の新しい運動「エインゲイジド・ブッディズム」や、社会事業と仏教の関わり、自死・自殺に関する問題、仏教と女性など、仏教の現代的意義についても取り上げている。
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