こうして「日本」は形づくられた!
なぜ、大和は出雲を必要としたのか? 朝日と夕日、太陽と蛇、陸と海、現世と他界― 天武・持統の大和王権を守る「両端の象徴的霊威」をになうものとして伊勢・出雲をとらえ直し、 日本の起原に鋭く迫る試み。 「神とは何か」という民俗学による理論的分析の視点と、 歴史学による記紀をはじめとする文献研究、 考古学の発見を融合させた、新しい古代探究!
【本書の内容】 第一章 伊勢神宮の創祀 第二章 〈外部〉としての出雲 第三章 祭祀王と鎮魂祭 終 章 〈日本〉誕生への三段階
※本書の原本は、2008年に講談社選書メチエより刊行されました。
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