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本のことならおまかせ、という本屋の子のミミ。お客さんには、いつもピッタリの本を見つけてくれる。昼はお店、夜は読書で、ずっと本といっしょ。お店でなかよしになった絵描きさんのスケッチのさそいもことわってしまう。実はお店の外に出るのがこわいのだ。ある日、絵描きさんからケガでしばらくお店にこられないという手紙が。心配したミミは、お見舞いへ行くことに…。本に夢中の子が、外の世界も楽しめるように成長する物語。
不思議な帽子をかぶった女の子の表紙に興味をひかれて読んでみました。本のことはすごく詳しいけれど、外にでるのは嫌いなミミ。自分の子どものころを思い出し、共感しました。そんなミミが、少しずつ変わっていく様子がかかれていて、応援したくなります。文章はみじかく、絵が多め。独特な世界観の絵が幻想的で、いいなあと思いました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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