たすけあって命をつなぐ
親子、夫婦、群れ、異種の仲間たち... 世界各地で撮影した、生物の感動と驚きの瞬間。
《 強い絆で命をつなぐ……世界各地で撮影した生き物たちの鮮烈な瞬間を集めた写真集 》 【 親子 】 コウテイペンギン…-40℃の極寒の地で夫婦協力して子を育てる/ミナミバンドウイルカ...メスが集まって母系家族みんなで子育て/ ホッキョクグマ..雪穴のなかで大きくなったら、エサをとりに海へ/タテゴトアザラシ...氷で身を隠しながら脂肪分40%の濃厚ミルクで育つ
【 共に生きる 】 ギンガハゼとテッポウエビ..エビが危険を知らせハゼがエサを与える/ハナビラクマノミ...イソギンチャクの毒に守られて暮らす
【 群れ 】 オオカマス...機械より精巧なセンサーを使って群れをつくり身を守る/ザトウクジラ...群れの泡で閉じ込める豪快なニシン漁/ ミナミゴンズイ...数百匹集まって大きな魚に化けて身を守る子供たち
【 カップル 】 モルディヴアネモネフィッシュ...いちばん大きい個体がメスになって子づくり/フレンチエンゼルフィッシュ...ひと目惚れの相手と一生添い遂げる/ コアホウドリ...抱卵・育児はオスメス共同で行う
......etc.
◆ 著者について 中村庸夫(なかむら・つねお) 1949年東京生まれ。海洋写真家。早稲田大学卒業。同大学院理 工学研究科・建設工学修了後、海洋写真事務所・株式会社ボルボックスを設立。 以降、年によって6 ヶ月以上も海外取材に費やし、北極から南極まで、地球の七つの海を旅しながら写真を撮り続けている。 帆船や豪華客船では世界の第一人者。クジラ、イルカ、ペンギン、クマノミ、チョウチョウウオなど海洋生物の写真集も多い。 撮影した作品は世界32ヶ国に発表され、国内での写真集、著書、CD-ROM写真集は『サンゴとサンゴ礁のビジュアル・サイエンス』(誠文堂新光社)、 『七つの海の物語』(データハウス)、『365日海の旅 The blue ocean』(経済界)など、135タイトル以上にも及ぶ。 帆船や客船の写真を通じて日本の海洋文化を諸外国に紹介するとともに国民の祝日「海の日」の制定に尽力するなどが評価され、2006年に国土交通大臣から「交通文化賞」を、2010年には海洋に関する芸術活動が評価され、内閣総理大臣賞「海洋立国 推進功労者表彰」を受賞。
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