この本は私が高校生の時に買った本です。講談社現代新書なので、読者対象は大人だと思いますが、素晴らしい本なので紹介します。
小学6年生で「だれも知らない小さな国」を文庫本で読み、お小遣いをやりくりして文庫本を買い漁りました。私はこの本を通して「メルヘン」と「ファンタジー」の違いを知りましたし、佐藤さとるのファンタジーにかける情熱を感じました。
佐藤さとるの本に出会わなければ、今もファンタジー好きであることはなかったと言っても過言ではないので、「だれも知らない小さな国」に出会えたことを本当に感謝しています。
これからファンタジーを書きたい方には「ファンタジーの創り方」についての詳しい記載がありますし、もっとファンタジー作品を読みたいと思われる方にはファンタジー作品の紹介もあります。
「ファンタジーの世界」を読んだことで、私の中で最も大きな出来事は「ナル二ア国物語」と「指輪物語」を知ることができたことです。2つとも大学生になってから読みましたが、子どもの時に読んでいればと思いました。2作品とも映画化されていますが、子どもたちには、ぜひ活字で読んでほしいです。
もっと、佐藤さとるのことを知りたい方やファンタジーを知りたい方へオススメの本です。よく擦り切れるまで読んだ本といいますが、私にとってのファンタジーの教科書のような本で、何度も何度も読み返しました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
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