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ピートが一人で遊んでいると、窓からモンスターが入ってきました。遊び相手ができたので、ピートは大喜び。「自動車競争しよう」「海賊ごっこしよう」「積み木で遊ぼう」と誘います。……でも、モンスターがやりたいことはたったひとつ、「ピートをくいたい!」だったのです。とぼけた表情のモンスターと、元気いっぱいの男の子のお話。さて、モンスターはピートを食べちゃうんでしょうか?!
モンスターとピートのやり取りが面白かったです。
「食べたい」という欲求にかられながら、友達と遊ぶ楽しさにだんだん魅了されていくモンスターの、心の動きもよく見えて分かりやすかったです。
絵ははっきりしていて、遠目がききますので、読み聞かせにもおすすめです。
子どもの「〇〇したい」という欲求を、とても素直にテンポよく描かれていて、読んでいて楽しかったです。
モンスター(怪物や主人公側から見て捕食者)が、成敗されたわけではないのに、「自分で獲物を吐き出す選択をする」というパターンは初めてで、胃液がついたピートに叱られてしょんぼりしているモンスターが笑えました。
4,5歳から小学校低学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか? (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子20歳)
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