人間のからだから出てくるきたないものにはワケがある!
ウンチやオシッコは、ほんとうにきたないの? きたないものは、なぜ出てくるの? からだのしくみを考えるオモシロ科学の本!
……子どもたちがじょうぶになるにはまず、「きたないもの」への嫌悪感を薄めることがたいせつだと思っていました。そんなときにこの絵本と出合い、さっそく日本語版の出版を思いたったのです。 (中略)原作者のブランゼイさんはこれらの「ばっちいもの」をすべて「かわいい生きもの」として、私たちに説明してくれています。その記述は医学的には極めて正確であり、しかも高度なものなのです……。 アメリカではいち早く、超清潔志向の害に気づき、こういう絵本を出したのではないかと思います。日本では、このままでは感染症への免疫力が弱まり、社会的にも異物排除の思想が広がるおそれがあります。 今回の『きみのからだのきないもの学』という絵本の出版には、ゆきすぎた衛生観念に歯止めをかけたいという私たちの願いがこめられているのです。──「訳者あとがき」より
*小学校高学年〜おとなまで *すべての漢字にふりがなつき *本書は、1998年5月初版の人気の翻訳絵本の改訂版です。
図書館の新刊コーナーで見つけました。
1998年5月初版の人気の翻訳絵本の改訂版だそうです。
人間の体から出てくるきたないものの正体を解説してくれます。
絵本という形ですが、かなりの情報量で大人が読んでもいろんな発見があります。
アメリカのマンガチックなイラストで、ポップに描かれているのもいいです。
項目ごとにちょっとした実験があります。
ちょっと目を逸らしたくなる場面も大事なこと。
いき過ぎた衛生観念に歯止めをかけたい、という訳者の後書きにも納得です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子14歳、男の子11歳)
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