ガラスでできた殻をもつ藻、珪藻。海や川、自然のなかから珪藻を採集してならべ、美術作品をつくっているのが、世界でも数人しかいない「珪藻アート」作家の奥修さんです。珪藻の殻の大きさは1ミリの10分の1前後。顕微鏡をのぞきながら、まつ毛や針先でつくった道具を操り珪藻をならべていきます。完成した珪藻アートは直径1ミリほど。ストイックな職人の技を極めた先に姿をあらわすのは……肉眼では見えない極小の世界の極限の美しさ。
珪藻ってなんだろうと、興味をひかれて読んでみました。もう、びっくりしすぎて、目が釘付けです!
自然がつくりだすものって、本当にすごい……。改めて、驚きつつ、ページをめくっていきました。こんな小さい珪藻でアート作品を作る作者さんの労力にも驚かされました。知らなかったことを知れる喜びのつまった興味深い科学絵本でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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