「なにかお話を聞かせて!」馬車に乗り合わせた少女にせがまれ、男の人はとっておきの話をはじめました。まずしい靴屋の息子のハンスが、たった一人でコペンハーゲンに旅立つ話です。歌ったり、おしばいをしたいというハンスの夢は途中で挫折しましたが、苦労のすえ、お話を書くことで、ついに自分の王国を手に入れました。この少年こそ、人々の心に残る童話をたくさん書いたハンス・クリスチャン・アンデルセンだったのです。 『空とぶトランク』や『親指姫』『みにくいアヒルの子』『はだかの王様』『雪の女王』など、アンデルセン童話の名場面をたくみに織り込んだ伝記絵本。 「わたしの人生は、ひとつのすばらしいメルヘンでした」
*有名な児童文学や、その登場人物などもこっそり描き込まれています。ぜひさがしてみてください。
きれいな色合いの柔らかなイラストにひかれ、手に取りました。
アンデルセンの自伝的絵本。アンデルセン自身が、馬車で出会った少女に、自分の子ども時代を語ります。
童話の名場面を織り込んだストーリーになっているところが楽しいです。しかも、おやゆびひめ、はだかのおうさまなどのアンデルセン童話だけでなく、ムーミンやながくつをはいたねこなどのキャラクターが登場するのもうれしいです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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