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しんまいの小さな車掌専用車ホーマーが大活躍する物語。なかよしになったサーカスのどうぶつをすくうためにホーマーは思いがけない大ぼうけんをするはめになりました。のりものを主人公にした「のりものどうわ」の第4作。
レトロな色とタッチの、かわいらしい列車のホーマーが活躍する絵本です。
列車の最後尾に、後ろ向きにつながれたホーマーの景色はいつも後ろ向き。
こわーい鉄橋も、標識にかかれた言葉も、気持ちもみーんなうしろむき。
自信がなくて、悲しくて寂しくてひとりぼっち。
でも、そんなホーマーにサーカスの動物たちとの出会いがあります。
サーカスのみんなを助けて、ホーマーの存在をまるごと受け止めてくれるみんなの存在に・・だんだん勇気がでて生き生きしだすホーマー。
動物達を乗せて山を疾走する後半はスピード感がありますね。
自信をつけて、居場所ができて、よかったねホーマー。
大人には展開がなんとなく読めてしまったので、☆4つくらいで。
でも乗り物好きのドタバタ好きの小1息子は喜んで読みました。
(10月さん 30代・ママ 男の子5歳)
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