小学4年生の朝の読み聞かせで選んだ絵本です。
モノクロの版画調のイラストにぐっとひきこまれます。色がない分、幻想的な世界が広がり、幅や奥行き、いろんな景色を感じることができますね。
ネコとサカナ。ネコがサカナを食べてしまうのかな、と、典型的なストーリーを描いていましたが、この絵本では、ネコとサカナという異所で生活していたものが出会い、友情が生まれるという展開。この関係を、意外!って思ってしまうところは、大人の悲しいところかな。いろいろな違いは関係なく、仲良くなれるということを、この絵本は教えてくれます。とっても素直な気持ちをもつ子どもたちには、この絵本が伝えたいことがストレートに届いているはず。4年生のクラスで読めてよかったなと思いました。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子18歳、男の子14歳)
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