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ロングセラーの力
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投稿日:2020/02/26 |
日本で発刊されて今年で45周年なんですね。
大人の目でこの絵本を読むと、ティッチがより愛おしく、感動すら感じます。ティッチのようにかつて末っ子だった人が読むと、ティッチに自身を重ねて、子どものときの思い出に浸ることができるんでしょうね。
話の展開や登場人物の気持ちの変化といった、読み手の心を大きく揺さぶるものはないけれど、それだからこそ感じるこの絵本への愛着は、ほかの絵本には代えがたいですね。長く愛されてきた理由がわかります。
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タイトルどおり
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投稿日:2020/02/26 |
タイトルどおり、どうぶつがどんどんでてくる。どんどんという音がまさにこの絵本の躍動感を表すのにぴったりだなあと、感心しちゃいました。どうぶつの動きが、まるで動画を見ているようにいきいきと見えるし、どうぶつの表情も、「ん?なになに?」って話しかけたくなるようにリアル。作者たしろさんのどうぶつへの愛がとても強く感じられます。読んでいると、本当にどうぶつに会いたくなりますし、どうぶつをかわいがったり、大切にしたりする気持ちを大事にしていこうって強く思います。いつもそばにおいていたい一冊です。
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楽しい発見
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投稿日:2020/02/26 |
「あー」という発することが、こんなにもバラエティーに富んでいるとは、考えもしませんでした。長くのばしたり、手を当てながら発してみたり、いろいろな状況における「あー」の発し方のちがいなどなど、これは、子どもだけではなく、大人も楽しめる一冊です。
子どもといっしょに読みながら、即実践したくなります。
最後の、世界中の人がいっぺんに「あー」と言ったらどんなこえになるだろうというところ、想像したことなかったなあ。やってみたらどれだけの大きさになるんだろう。久しぶりに想像力がためされたような気がしました。
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春、いいね。
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投稿日:2020/02/26 |
かわいい女の子がさんぽしながら、春のおとずれを感じていくお話。さんぽしていると、春のいろいろなものと出あうものですね。この女の子のように、春をむかえたたくさんの生き物に私も出あいたくなりました。
それにしても、春の到来が感じられる温かい色合いの絵です。見ているだけで、心がわくわく踊ります。女の子はとってもかわいいけど、
この男の子バージョンもあっていいかな。この本を女の子が読んだときと、男の子が読んだときとでは、印象がちがうものなのかなと、疑問に思い、実際に女の子と男の子に聞いてみたくなりました。
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読んで、遊んで
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投稿日:2020/02/26 |
手遊びとして、おべんとうばこのうたは、お話し会の合間に入れたことはありますが、そこにこの絵本が入ると、よりもりあがります。
おべんとうばこにいろんな食べ物が詰められていくようすが、とても楽しく描かれていて、できあがりに期待がふくらみます。
ページの最後に唱えやすいように歌詞とリズムが載っています。
子どもたちといっしょに本を読んで、いっしょに手遊びして、何回も楽しんで、心とからだにしみこませたいです。のちのち、子どもたちが大人になったとき、またその子たちに伝えていってほしいですね。
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わにわに最高
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投稿日:2018/12/10 |
こんな愛らしいわにが、これまでの絵本にいたでしょうか。
ギラギラした目も、とがった歯も、ひっかかれた痛そうな手の指も、
獰猛なわにそのものなのに、わにわにはぜんぜん怖そうにみえません。
おふろに入ってやることなすことが、おふろがほんとに好きなのね!と言わしめることばかり。おふろが大好きな子どもたちは、まずきっと共感してしまうでしょう。そして、おふろがちょっとにがてな子どもたちも、この本でわにわにに出会えば、ぜったいおふろが友達になるにちがいありません。
ちなみに、私は、わにわにのからだの拭き方が大好き。あの拭き方だったら、まんべんなく拭き終わりそうです。親子で読んで、ますます楽しいおふろタイムが過ごせるといいですね。
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ちょっと高度な当てっこ
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投稿日:2018/12/10 |
小学1年生のクラスの読み聞かせで読みました。
ものの一部分が描かれたページをみて、それが何なのかを想像して次のページへ。ページをめくると、意外なものが登場するというしかけ。問いかけながら読むと、想像力豊かな子どもたちの、いろんな答えが出てきて、びっくりしたり感心したり。実際、思いもかけないものだったりするので、結構大きい子にも、大人にも合う絵本だと思います。とくに、大人は、想像の幅がせまくなっているかもしれないので、このような絵本で、頭と心をやわらかくすることができそうです。
水彩画でしょうか、色の濃淡が美しい色彩となって、目に飛び込んできます。各ページを少し時間をかけて鑑賞したくなりました。
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すてきな友情
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投稿日:2018/02/21 |
小学4年生の朝の読み聞かせで選んだ絵本です。
モノクロの版画調のイラストにぐっとひきこまれます。色がない分、幻想的な世界が広がり、幅や奥行き、いろんな景色を感じることができますね。
ネコとサカナ。ネコがサカナを食べてしまうのかな、と、典型的なストーリーを描いていましたが、この絵本では、ネコとサカナという異所で生活していたものが出会い、友情が生まれるという展開。この関係を、意外!って思ってしまうところは、大人の悲しいところかな。いろいろな違いは関係なく、仲良くなれるということを、この絵本は教えてくれます。とっても素直な気持ちをもつ子どもたちには、この絵本が伝えたいことがストレートに届いているはず。4年生のクラスで読めてよかったなと思いました。
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心にじんわり
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投稿日:2018/02/06 |
のはらうたでおなじみのくどうなおこさんと、松本大洋さんの絵ということと、「いる」じゃんというタイトルとねこに顔をくっつけて抱く少年の表情にひかれて手に取りました。
生きているすべてのものが、人間と同じように生きていることを、ことばと絵が教えてくれているようです。声を出して読むと、よりいっそう心にしみてきます。「うれしい」と「かなしい」の間にある心をよんだ詩、とくにいいなあ!と思いました。
みんな、それぞれ、ひとりひとり。そして、それがいっぱい存在している。自分もそのひとり。だから、ひとりじゃない。心の温度を低いところからやんわり温かいところへ、そっと持ち上げてくれる一冊だと思います。
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音の響きがよい。
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投稿日:2017/09/17 |
秋の収穫の季節となりました。この絵本は、土のなかで成長してうまれてくる野菜たちを楽しい音で紹介してくれます。
どんどこ どんどこ って、声に出して読むと、どきどきわくわくしてきます。何かが新しくうまれてくる、やってくる音に聞こえます。聞いている子どもたちも、きっと「何だろう?」って想像を膨らませます。
ページをめくると現れる、にんじんやじゃがいも、さつまいもたち。土のなかでどのようにできているのか、地上の葉っぱとどのようにつながって、どのように土に根を張っているのか、小さい子どもたちは、大きくならないと、細かい観察はできないかもしれません。けれども、日ごろスーパーや八百屋さんで見かける野菜たちと、実際成長している畑の野菜を、近い将来この絵本がつないで、子どもたちに教えてくれるんだろうなあという期待が生まれました。
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