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
大食いが過ぎて相撲部屋を追い出された長吉は、行くあてもなく、川へ身投げすることを決意する。冥土のみやげに、せめて腹いっぱい食べようと宿屋に立ち寄り、出されたごはんを食べるわ食べるわ。あまりの食べっぷりに驚いた宿の主人が長吉の話を聞き、一緒に向かった先は……? 江戸時代に実在した伝説の横綱、阿武松緑之助(おうのまつみどりのすけ)が一人前の相撲取りになるまでを語る、人情あふれる講談の名作!
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おなかいっぱいご飯を食べるために力士を目指し、江戸へ出てきた長吉。
最初の相撲部屋を追い出されてしまったけれど、大飯喰らいだと分かっていたら、またちょっとは事情が違ったかなぁと思いました。
ともあれ、縁あって良い旦那さんと出会い、新しい相撲部屋に入ることも出来た。
情の深い人達の思いに応えるべく、精進を重ねた長吉。
江戸時代を舞台にした、人情味のある温かい話でした。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)
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