のらねこネリーは、たべるものも、あったかい家もありません。 なにより、ひとりぼっちは、さみしいのです。 そんなネリーは、いたずらカラスに、3つの願いがかなうというボールをもらいました。 飛んでいったボールを追いかけて、たどりついた先で、 ネリーが出会ったのは…。
あの「おひさまパン」の作家の最新作。 彼女のセンス抜群なコラージュは、一場面ごとに、沢山の色や模様がぎゅっと詰まって本当に素敵。愛情のこもった絵ですよね。 ネリーは、幸せを見つけられるのでしょうか。 カラスにからかわれ、必死にボールを追いかけるネリーに、どうなるんだろうと、はらはらしてしまいますが、 わにのエルンストに出会って、ほっと胸をなでおろし、最後には心がぽかぽかとあったかくなっています。 (クレヴェンの好きな方は、特にエルンストと友達になっていく様子が嬉しくなってしまうかも。)
おともだちとの出会いで、毎日がとても楽しくなる。 子どもたちに、伝わるといいな。
のらねこのネリーは、願いがかなうボールをもらいました。ところが願いごとをしたとたん、ボールは飛んでいってしまいました。「まって!」必死で追いかけていくとちゅう、わにの子エルンストと出会い…? ひとりぼっちのこねこが幸せを見つけるまでを、美しいコラージュで描いた心温まる絵本。
スパンコールが散りばめられているようなキラキラした表紙に魅せられてこの絵本を選びました。主人公の思いが強くてキラキラしているのが文章と絵にとても上手に表現されている所が魅力的でした。主人公が他の人から言われた事を疑わずにまずは信じてみる所が成功を導いたのだと思いました。素直というのはとても素晴らしい才能だと思いました。周りの風景もとても愛らしく描かれていて眺めているとうっとりしました。主人公の願いが叶って本当に嬉しくなりました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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