監修/小林寅てつ(「てつ」は、「吉」を横にふたつ並べる)。
感染症について、さまざまな視点で学べるシリーズ。新型コロナウイルス感染症ついても、各巻でくわしく解説。わかりやすく確かな情報で、感染症について多面的に学ぶことができます。 1巻『知ってふせごう 感染症の正体』では、ウィルス、細菌などの種類や免疫の働きなど、感染症の基本を網羅。予防の方法も紹介します。巻末には感染対策チェックシート付。基本を正しく知ることで、正しく感染症を怖がり、自分や大切な人を守ることができるようになります。
2巻『人類VS感染症の歴史』では、感染症の歴史に注目。天然痘、ペスト、コレラなど、人類は常に感染症とたたかいながら生きてきました。感染症は、戦争を終わらせたり、民族がほろぼしたりと、歴史の流れに大きな影響を及ぼしたことがわかります。また、感染症とたたかってきた人々の「人類の反撃エピソード」からは、偉人達の努力がうかがえ、歴史への興味が広がります。当時の写真やイラストを豊富に取り入れて、感染症と人類のたたかいの歴史を解説します。
3巻『感染症とたたかう仕事』では、感染症と最前線でたたかう方々に、分刻みのスケジュールの合間をぬって、インタビューを実施。医者、研究者、検査技師、医薬品研究者…。感染症の最前線で私たちを守る医療従事者の生の声を、豊富な写真とともに紹介します。
4巻『感染症で考えるモラルと人権』では、感染症によっておこるモラルや人権の問題について考えます。感染症の不安が原因となった学校でのトラブルは多く、子どもたちの精神的なケアは、学校現場での深刻な課題です。漫画を用いて、いろいろな立場の子どもの意見を紹介しているので、一人で読んでも、みんなで議論しても、学びがある内容になっています。
5巻『データで見る新型コロナウイルス』では、1章で現在パンデミックを起こしている新型コロナウイルスの流行について、わかりやすく解説しています。2章では、「感染者数と検査数について」「重症化と年齢について」など、グラフの見方なども丁寧に解説し、紹介しています。統計教育にもおすすめです。
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