ぼくは、一体何のために走りつづけるのか?雪原を走りつづける白い狼は、自らに問います。一日に百キロも走り回ると言われる狼が「走る」という命題を通して、自分の存在の意味を探りあてるまでを描いた、壮大な命の物語。葉祥明氏が、白い狼のあるがままに生きる姿を描き切り、生の美しさと崇高さを伝えます。
葉祥明さんの作品だったので選びました。透き通った心と清々しい読み心地の絵本でした。日本語と英語が併記されているところも良かったです。私が日本語を読み旦那が英語を担当し娘は両言語聞くことが出来るからです。雪と空のコントラストが得に綺麗で目を見張りました。果てしない大地を自由に走るオオカミは自ら道を選びそれを突き進んでいきます。その様子はとても逞しく迷いなどないような感じさえ受けました。自分が自分であるためにただ走るオオカミはとても潔かったです。勇気をもらいました。大人にも読みごたえのある絵本だと思いました。葉祥明さんの素晴らしい世界が広がっており有意義な時間を過ごすことが出来ました。 (なびころさん 20代・ママ 女の子0歳)
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