2021年4月20日東京文化会館小ホールで開催の「Point de Vue vol.14」にて鈴木晧矢のチェロにより初演。2011年のPoint de Vueで初演された同第1番はフランス舞曲の名を冠した6曲から成る組曲であったが、第2番では、各曲に歌舞伎の要素が提示されている。第1番から10年経ち、ようやく第2番を書ける境地に達したという作曲者の強い意気込みが感じられる力作で、「古典」を発想の土台とし世界観を構築する器楽曲の流れの中にあって、とくに各曲の個性が見えやすい作品となっている。 T.次第 U.出端 V.踊り地 W.クドキ X.早笛 Y.段切
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