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翔太はパンが大好き。ある日、『食パン トウジロウ』という店を見つけた。店には『本日売り切れ』の紙切れが張られている。夏休みの日の朝、翔太が店に行ってみると、そこではおじいさんがひとりで作業をしていた。
神戸と言えば、パンに洋菓子。なんでも機械でチャチャッと作ってしまう今の時代に、手ごねで窯焼きのパンと聞いただけで、買いに行きたくなります。少年がパン作りと出会って、職人気質のお爺さんに本当においしいパンの作り方を教わります。読んでいるうちに、カリッと焼いたトーストを食べたくなること請け合いです。二人の友情のような関係にきゅんときますよ。 (米フィッシュさん 60代・ママ )
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