
電話1本で海岸へ出動、クジラを載せた車がパンク、帰りの温泉施設で異臭騒ぎーー。 日本一クジラを解剖してきた研究者が、七転八倒の毎日とともに海の哺乳類の生態を紹介する科学エッセイ。
「田島さん、クジラが打ち上がったよ」電話1本で海岸へ出動! 解剖は体力&スピード勝負、クジラを載せたクレーン車がパンク、 帰りの温泉施設で異臭騒ぎ、巨大な骨格標本ができるまで――。
海の哺乳類の知られざる生態に迫るなか、人間が海洋環境に与える影響も見えてきた。 日本一クジラを解剖してきた研究者が、七転八倒の毎日とともに綴る科学エッセイ。
彼らはなぜ、生きる場所として再び海を選んだのだろう。 海での暮らしに適応するために、どんなふうに進化していったのだろう。 そして、なぜ海岸に打ち上がるのだろう。 それが知りたくて、一つ一つの死体から聞こえる声に日々耳を澄ます。 (はじめに より)

クジラやイルカなどの海の哺乳類の研究者が、
日々、どんな仕事をしているのか、
どんな思いで仕事をしているのか書かれています。
最近、こういった研究者の本が多いですが、
素人や子どもも楽しく読めるように
わかりやすく書いてくれているのがありがたいです。
この本はたぶん子ども向けではありませんが、
中1の息子も問題なく読めました。
中1の息子は、将来研究者になりたいといっていて、
こういった類の本をよく読むのですが、
どれを読んでも知らない世界でおもしろいです。
研究者にとって、
生き物の剥製を作るのはとても大事な仕事です。
海でクジラやイルカやアザラシが漂着したりすると、
まずは地元の警察に連絡がいき、
近くの水族館に連絡が行き、
そして著者のところにも連絡がきます。
どんな生き物も、
とにかく見に行って死因を特定し、
剥製にしたい、
研究したいという思いが伝わります。
年間500頭も打ち上げられていているのだそうですが、
可能な限り解剖します。
この本によると、
海でクジラやイルカの死体を見つけたら、
警察だけでなく地域の水族館にも必ず連絡してほしいとのこと。
ゴミとして処理されてしまう事例が多くて困っているとのことでした。 (Tamiさん 50代・ママ 男の子12歳)
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