国内有数の大手物流会社・昭和街送で、定年を一年後にひかえた配送員の秋山晋。会社創業間もない頃から現場で働いてきたが、どうも最近の会社の雰囲気はおかしい。 そう感じていた秋山だが、社の実施している「定年対象者説明会」に出席したことから、社員の満期定年退職を阻む「ジジイ狩り」が隠然と行われていると知ってしまう。 そして間を置かず、営業所の所長になるよう打診をされた。 通常の配送業務以外に大量の書類仕事や部下の労働時間管理などもこなさなければならないという業務の多さに加え、過去の苦い記憶、さらにジジイ狩りを疑う気持ちもあった秋山は断ろうとするのだが……? 腐った会社組織に“ジジイ"が立ち向かう痛快エンタメ!
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