小学校2年生になったレンちゃんの将来の夢は、骨董屋さん。銀杏堂の店主の高田さんのように「ものがたりをうる人」になりたいのです。その高田さんが、買いつけに行っていたエジプトから帰ってきました。そして、長年さがしもとめていた「スフィンクスのつめ」を暗闇のオークションで手に入れた顛末や、ナポレオンも体験したという、ピラミッドの中の「すごいこと」について話してくれました。そのほか、虹を集めて作るちとせあめ、絵のカナリアがときどき抜け出す茶わん、忘れていた記憶をよびさます杯、星空の音楽をかなでるオルゴール、高田さんが少女のころに天狗からゆずりうけたうちわなど、銀杏堂にはふしぎな物語を秘めた宝物がずらり。レンちゃんは、いつか高田さんといっしょに冒険の旅に出ることを夢見ながら、また新学期を迎えました。うっとりするような美しいイラストがふんだんに入った、目にも嬉しい贅沢な1冊です。
「銀杏堂」の続編です。
シリーズ化されるのかな。
こちらのスフィンクスのつめは、主人公のレンちゃんは小学2年生になりました。
可愛いですねー。
そして、イラストも素敵ですねー。
小学校高学年の読書にぴったりに思います。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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