国際的な性教育の指針に基づき、性の多様性について考えを深められます。性別に対する思いこみや、ジェンダーバイアスなども解説。
【もくじ】 はじめに/「ふつう」って、ある?/なぜ「ふつう」だと思うんだろう?/性別についての思いこみ/ジェンダーバイアスはどこで つくられる?/マンガ「おねえちゃんの恋人」/性はいろいろ/インタビュー 話を聞いてみよう 眞野 豊さん、平良愛香さん、あっきーさん、杉山文野さん/性も生き方も人それぞれ/マンガ「制服を選べる学校」/選択肢があると可能性が広がる!/みんなを包みこむ社会/日本の取り組み/国内の地方公共団体の取り組み/世界の取り組み/「ノーマル」をなくす/わたしとはちがう人、人とはちがうわたし/いろいろな人がいっしょに生きられる社会をつくる
「地域や時代が変わると『ふつう』と言われていたことが『ふつう』ではなくなることもありますね。」
この一文に凝縮されていると思います。
大人にできることは何だろうかと考えました。ひとつは今世の中にある物事に「これはふつうじゃない」と教えること、もうひとつは「これってふつうなのかな?」と疑う目や考える心を持たせることでしょうか。この本には両方入っています。
タイトルの通り、ジェンダー以外のことも含めて《ふつうって何か》を考えるきっかけにも、この本はなりますね。「『ふつう』は毒にも薬にもなる」と書かれた本のことを思い出してそう感じました。 (よし99さん 50代・じいじ・ばあば 女の子0歳)
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