「竹とんぼ」ってみなさん知っていますか? 竹を削ってプロペラ状にしたものに軸を付けた、昔ながらのおもちゃですよね。本書はアンパンマンに加えて、竹とんぼを頭につけた「たけとんぼまん」が主人公のおはなしです。
子どもと遊ぶのが大好きな、たけとんぼまん。でも「たけとんぼなんて、古いや」と子どもたちは逃げていきます。追いかけるたけとんぼまんは、転んだひょうしに“ガッチャーン!”と壊れてしまいました。心配するアンパンマン。そこへたけのこぼうやが「たけのこ森が危ないんだ」と助けを求めます。アンパンマンは森へ。ぼうやは、たけとんぼまんを修理してもらうためにジャムおじさんの元へ……。いったいどうなるのでしょう。
森を穴だらけにするのは、おなじみ、バイキンマンが操縦するあの怪物ロボット「モグリン」。今回もなかなか手強い相手です。でも……まさか、あのおもちゃで撃退できるなんて!?
春に採れるおいしいタケノコも、竹とんぼも、同じ竹から生まれますよね。みんなで力を合わせる爽快さもあって、読後感はさわやか。「たけとんぼまんはふるくない たけとんぼまんはかっこいい」という最後のページの言葉が力強く響きます。子どもたちはやっぱりアンパンマンが大好きですね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
子どもたちと遊ぶのが大好きな、たけとんぼまん。ところが、みんなに「古い」と言われ、転んだひょうしに頭の竹とんぼが壊れてしまいます。そこへ、アンパンマンがやってきますが、近くのたけのこ森にも危険が迫っていることが分かり…。最後は竹とんぼがアンパンマンを救う!?たけのこいっぱいの、愉快なストーリー。
アンパンマン、家にいるキャラクター図鑑があるのですが、知らないキャラが多すぎます。。たけとんぼまん、もその一人で、え?食べ物とかじゃなく、たけとんぼ?!とはてなマークを浮かべながら1歳娘と読みました。娘はアンパンマンが出てくるだけで満足そうでした。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子1歳)
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