いただきまーす、ごはんの時間。 食べようとすると、ウィンナーがぽとんと落っこちた。 すると、スタコラサッサ……ぼくのウィンナーが逃げ出した!
トマトもころん、ころりん、スタコラサッサ。 どこ行くの?
ためしにおにぎりをごろんとしてみると、やっぱりスタコラサッサ。お豆もパラパラ、スタコラサッサ。おさらもコップも、みんなみんなでスタコラサッサのエイサッサー!
落ちたたべものがどこかにスタコラ駆けていく、ちょっぴり不思議なこのお話。だけど、ウィンナーもトマトもお豆もぼくも、みんなとっても楽しそう。最初はおどろいていたのに、だんだんいたずら顔になっていって、最後は……とくるくる変化していく「ぼく」の表情も魅力的。作者の花山かずみさんのお子さんが、落としたウィンナーを見て「ねんねしてる」と言った可愛らしい思い出が、原点になっているのだそう。
お皿の上の食べ物が友だちに見えるだなんて、子どもたちの見えている世界って本当に面白い。スタコラサッサのリズムで一緒に楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いただきまーす! ごはんを食べようとしたとたん、タコさんウィンナーがぽとん。 すると、そのウィンナーがスタコラサッサと逃げ出して……。 異変に気づいた男の子。今度はわざと、おにぎりをゴロン。 お豆さんをパラパラパラ〜。スタコラサッサのエイサッサ! ゆかいなリズムがクセになる、幼い子向けの楽しい絵本です。
たこさんウインナーは
さすがにフォークからぽとんと落っこちたのでしょう。
「ぼく」も気づいていないようで
足もあるからスタコラサッサ。
トマトも手からコロンと落っこちたのでしょう。
でも、おにぎりからは
スタコラサッサを期待してぜったいに故意。
お豆に至っては
「おっこちて」じゃなく「ばらまいて」。
このあたりになるともう「ぼく」の目がわるそ〜。
ウインナーを先頭に
スタコラサと駆けるみんなの楽しそうなことといったら。
「えっ、君も来たの!?」って
ベビーチェアとスタイを振り返ってる横目がたまりません。
裏表紙ではチェアのパンダが手を振るサービス付きです。 (白井音子さん 60代・その他の方 )
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