おとなになるってどういうこと?
心療内科医・子育てカウンセラーとして、
これまで数々の育児書を出版してきた
明橋大二先生がおくる、
新しい性教育の本です。
「どうして体は変わるの?」
「生理ってなに?」
「ふつうってなに?」
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
「いやな気持ちになったら、どうしたらいい?」
子どもたちが感じる、からだやこころの成長に関する
素朴な疑問や不安を、
マンガとイラストでやさしく解説。
こころとからだが大きく変化する時期に そっと手渡したい1冊です。
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みんなのなかには、家族や先生から「自分を大事にしなよ」とか、 「もっと自分のことを大切にしてね」と言われたことがある人もいるかもしれません。
でも「自分を大事にする」って、いったいどういうことなのでしょう? いまいちピンとこなかったり、「自分のことをそんなに大切と思えない」と感じたりする人もきっといるんじゃないかと思います。
この本は、これからおとなへの階段をのぼろうとする思春期のみんなに、改めて「自分って、本当にかけがえのない、大切な存在なんだ」と感じてほしい……そんな願いをこめてつくりました。
みんなが自分らしく生きるために、ぜひ知っておいてほしいことがたくさんつまっています。
「自分を大事にする」。
そのために、まずは自分の体や心について知ることから始めてみるのはいかがでしょうか? 自分はどんなふうに生まれたのか、これから体や心にどんな変化が起こるのか、いやな気持ちになったらどうしたらいいのか……。
自分をよく知ることで、自分やまわりの人を大切にするための方法がきっと見つかると思います。
これからもみんなが、自分らしく、幸せに生きられますように。
この本が少しでもその手助けになればうれしいです。
明橋大二
----------「はじめに」より
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