鉄棒のさかあがりができずにいるあっちゃんは、ちょっと悲しそうです。 でも、がんばっている人にはみんな〈きらきらじるし〉があるんだと、お母さんが教えてくれました。 手のひらにできたマメこそが、あっちゃんのそれなのでした。 そして、家族みんなにも、きらきらがあることに気づくのでした。
傷、汚れ、間違いといった思わず「あ?あ…」と嘆息してしまうような出来事も、本当はがんばっているからこそかもしれません。 そんななにげない日常の中の、小さな輝きに気づく物語。
手にたくさんできたマメはたくさん頑張っているしるし。
頑張った人にはきらきらじるしがあるんだよ、と教えてくれたお母さん。
さがあがりができなくて悲しそうだったあっちゃんですが、お母さんのその言葉を聞いて周りの人のきらきらじるしを探し始めました。
お兄ちゃんの泥だらけのユニフォーム、お父さんの日焼けした顔。
素敵なキラキラがたくさんで読んでいるほうも心があたたかくなります。
あっちゃんのように周りの人のきらきらじるしを見つけられる人になりたい。 (あおままえりこさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子6歳)
|