「子どもはどんなふうに絵本を読んでいるんだろう?」 絵本ナビ編集長・磯崎園子が、その年齢にしか味わえない「絵本の楽しみ方」を紹介。赤ちゃんから大人まで、絵本と年齢の関係についてわかりやすく解き明かします。
赤ちゃんは宇宙人!?〈0歳と絵本〉/何かを言おうとしている〈1歳と絵本〉/たくましくって、奥深い〈2歳と絵本〉/空想と現実が溶け合って〈3歳と絵本・前編〉/自分と相手が同時に見えてくる〈3歳と絵本・後編〉/自分の感情をもてあます〈4歳と絵本・前編〉/彼らは小さな探求者〈4歳と絵本・後編〉/でも、どこかで信じている〈5歳と絵本〉/あの子は、私。〈6歳以上と絵本〉/大人だってわかっていない〈大人と絵本〉/子どもみたいに絵本を読む〈続・大人と絵本〉など。(本書「もくじ」より一部抜粋)
本書のタイトルである「『はじめて』という言葉には、生まれてはじめて絵本を目にする赤ちゃんはもちろんのこと、はじめての育児に向き合おうとしている方、さらにはじめての絵本を読む瞬間の喜びを感じる全ての読者の方へ向けて、という意味も込められています。今まさにどんな絵本を選ぼうか迷っている方から、絵本の世界をもっと深く知りたいと思っている方まで、広くこの本を手にとっていただけたら嬉しいです。」(本書「はじめに」より一部抜粋)
絵本と子どもの関わりを長年観察してきた著者ならではの気付きや発見は、一度は「子どもに絵本を」と意気込んだものの、いつの間にか「絵本離れ」をしてしまった人の背中をも力強く後押しします。本書を読めば、絵本がもっと楽しくなる!子どもがもっと愛おしくなる!さあ、あなたも絵本を探しにいきませんか。
装幀・絵は三浦太郎さん。ロングセラーから新刊まで約180点の書籍をオールカラーで収録。選書リスト・コラム・本書のための書きおろし原稿を加えた充実の一冊です。年齢ですぐに開ける便利なインデックス付き。「子どもの本」の人気連載「絵本と年齢をあれこれ考える」の待望の単行本化。
絵本ナビ編集長・磯崎園子さんの2作目となる絵本ガイドブック。
1作目の『ママの心に寄りそう絵本たち』も好きでしたが、2作目のこちらは何と言っても装丁が可愛い!鮮やかなピンクに三浦太郎さんのイラストも可愛くて、飾っておきたくなります。
内容は、0〜6歳と大人、それぞれの年齢に応じて、子育てエピソードとともにおすすめの絵本が紹介されています。
共感や想像が自然にできるので、子育て中かつ絵本が好きな私にとっては興味津々・大満足の内容!
絵本ナビに寄せられたユーザーレビューもピックアップされていて、実際の読み聞かせのイメージもわき、わが子に絵本を読んであげるのが楽しみになりました。
年齢に合わせて絵本を紹介することについて、「はじめに」で磯崎さんの葛藤のような想いも書かれていました。
その上で綴られた各項目はとても深く、おもしろくて一気に読んでしまいました。
「絵本は自由だ宣言」では絵本を読むことに無意識に感じていたプレッシャーから解放されるような気持ちになり、何度も読みました。
絵本と出会いたい時だけでなく、子育てにちょっと疲れちゃった時にも開きたくなる本です。 (せとぐっじょぶさん 30代・その他の方 )
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