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季節といえば春夏秋冬ですが、それをさらに「立春」「啓蟄」など細かく分けた「二十四節気」。本作では、その「二十四節気」に合わせて、和菓子、洋菓子、果物など、バリエーション豊かなおやつを紹介しています。
例えば、春の清明(4月5日頃)では、摘みたていちご。「草木・花がめぶいて、明るく清らかな気分になるころ。」という清明の説明で、その頃の情景が浮かんで、いちごの甘酸っぱさがより深く感じられます。夏の立夏(5月6日頃)ではかしわもち、秋の霜降(10月24日頃)ではくりのタルト、冬の大雪(12月7日頃)ではジンジャーマンクッキーなどなど。美味しいおやつとともに、「二十四節気」も学べちゃうのですから、お得感満載です。季節感を添えたおやつのガイド本としても重宝しそうです。四季折々楽しんでくださいね。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
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あたたかい季節とさむい季節はどちらがすきですか? あつすぎる夏さむすぎる冬は早くすぎてほしいと思ってしまいます。でも、春、夏、秋、冬をもっとこまかくわけた「二十四節気」にあわせて、たのしくたべたい、おいしいおやつ、いろいろあります。
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