「本書を読んでいただければ、 トランプ大統領誕生後も日本人は したたかに生き残っていくことができることがわかります。」 (はじめにより)
今こそ、秩序なき世界を生き抜くための知性が必要だ 時代の本質を見抜くために―― 佐藤優氏が今もっとも注目する5人の論客・テーマ その対話の中から、いったい何が見えてきたのか――?
【哲学】國分功一郎 「第三者の視点から見れば明らかにおかしい議論が起きるのは、 政治を執行する側の人間に思想の力が足りていないからです。」
【経済・働き方】木暮太一 「お金があるから不幸になるリスクも多分にありえる。 年収1000万と2000万の差で、 幸福度にどこまで差があるかわからないと思うんです。」
【法】水野祐 「コピーを超える力こそが人の感情を動かすのかもしれない。 雑弾力とでもいうのかな。」 「『エリート』という古い概念はじきに通用しなくなる。 そのとき武器となるのは、縦ではなく、横の幅をいかに持っておくか ということになるでしょう。」
【福島・原発】開沼博 「政府に寄っているだとか、大学のポストうんぬんだとか。 とはいえ、最後に強い力を持つのは客観性と実証性です。」
【歴史】與那覇潤 「歴史を知れば、いまの自分や自分をとりまく社会の様相を、 かなり突き放して見られるようになります。 それは、現在を変える力にも、未来を変えていく糧にもなる。」
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