けんちゃんのうちの、庭のバケツの土の中から冬眠していたかめさんが出てきました。夜になるとかめさんはんバケツから出て庭のあっちこっち散歩へ出発。 犬のころにびっくりしたり、大好きな池で泳いだり、花壇の中でカエルさんにあいさつしたり・・・マイペースなかめさんが疲れて散歩を終える頃空が明るくなってきました。朝です。 作者は「かばくん」の中谷千代子さん。この作品でもかめの動きが丁寧に描かれていて、このかめさんの一晩の大冒険をまるで自分が飼っているかめの様な愛着を持って眺めてしまいます。 夜の庭での(名脇役となっている犬の)ころとかめさんの交流、また昼間のけんちゃんところの交流を見ていると心がほんわかしてきます。 表紙裏にけんちゃんの庭の全体図とかめさんの足取りがわかる絵がそれとなく載っていたりしてまた楽しめます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ひっくり返ったバケツから外に出たかめさんは、夜じゅうけんちゃんの家の庭を歩きまわり、驚いたり、楽しんだり、恐ろしい目にあったり……。
息子はかめを飼っています。
だから、かめが登場する絵本を探していました。そんな時、この絵本に出会いました。
何気ない、かめの一晩が描かれていますが、とっても分かり易くて、良かったと思います。 (秀のママさん 30代・ママ 男の子4歳)
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