ツヴェルガーの絵でなければ手に取らなかったと思いますが
意外と読みやすく楽しい。
道化であるティルの赤ちゃん時代
すでになにかしでかしそうな顔をしているところが
期待感をそそります。
いたずらをするばかりではなく どこか冷静に人々を見ているティル。
人々はティルを馬鹿にしつつも
『物事をすきなようにひっくりかえしてくれる彼』を楽しんでいるようです。
3人の人が同じことを言えば
(特にそのうちの一人が権威のある人ならば)
緑色を青色と思わせることもできるというお話は
たいへんな皮肉だと思いました。
わたしもひっかかりそうです・・・
フクロウと尾長ザルのパンのお話も好きです。
挿絵のパンがかわいくて食べてみたい。
どのお話もそれぞれに味があっておすすめです。 (グラッツさん 30代・ママ 0歳)
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