雨の日、水溜りで遊びたいくまのぬいぐるみのニュートンは、なくした片方の長靴を探し始め…。イギリス生まれのニュートンの絵本は、現在、世界11か国語に翻訳。そんなニュートンが、きむらゆういち氏の訳により、著者描きおろし新画を加え、日本初登場!
左右ちぐはぐな目と耳、おなかの詰め物が足りないため、不良品として捨てられる運命だったぬいぐるみのニュートンは、ロンドンの新聞SUNDAY TIMESにコミック連載され、世界11ヶ国語に絵本が翻訳されるなど、世界中で愛されている人気キャラクターです。そんなニュートンの日本語版絵本が、『あらしのよるに』のきむらゆういち氏の訳文に合わせて、作者が特別に描きおろしイラストを加えて発売。「災い転じて福となす」、ゆううつな雨の日も良い日になっちゃう、そんな前向きなお話です。しかも「おかたづけ」の極意もさりげな〜く入っています。
ロンドンの新聞Sunday TimesにNewton’s Lawの題名でコミック連載されている作品の日本での第一段。
英国では、かなり人気があり、グッズも豊富にあるようで、ホームページも開設されていました。
そんな絵本なのですが、訳を木村 裕一さんがされていて、これからヒットしそうな予感のする作品です。
そもそもくまのニュートンは、おもちゃ工場で生まれた不良品のぬいぐるみ。
お店に並べられなかったので、フェロー社長に拾われて御屋敷で暮らしているという設定です。
お話は、ニュートンの雨の日の一日を描いているのですが、長靴が片方見つからないのです。
そこで、物置の中を探します。
その発掘作業は、困難を極めるものの何とか見つかります。
その後もいろいろ問題が発生するのですが、ニュートンは前向きであきらめないという姿勢で解決していくのです。
表紙の但し書に、
「ニュートンは、鋭い感性と観察力で人間社会の真理をとらえ、かずかずの名言を生む。
その言葉は、Newton’s Lawと呼ばれ、世界中、たくさんの人々に勇気と希望を与え、愛され続けている。」
とありましたが、まさに子供から大人まで対象にした絵本だと言えるでしょう。
暖色系の色遣いの絵も、誰にでも受け入れられる親しみやすいものと言えると思います。
今回のNewton’s Lawは
「こまった ときこそ それは いいことのはじまりだね」
わかりやすい心理学とか自己啓発に近い趣があると言えると思います。
最初に、「To From」を書き込める頁があるので、プレゼントにも最適だと思います。
久しぶりに続編が楽しみでたまらない絵本と出合いました。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
|