「くすのきだんち」シリーズで、個性豊かな隣人たちのストーリーを紡いできた武鹿悦子さんが、のねずみくんを主人公に、おとなりさんとの「いい距離感」について考えさせてくれる作品です。
のねずみくんは心配性。素敵なおとなりさんがいる快適な家を探しますが、家が壊されたりで次々引っ越しを余儀なくされ、おとなりさんと別れます。気が合っても、意外に不具合はあるもので、もちろん、いつまでも打ち解けられない相手、そして危害を加える相手もいて。でも、最後に出会ったおとなりさんは、距離は遠いものの、意外にも…。その相手とどのように心を通わせるのかがみどころです。
おとなりさんに出会うたびに違った意味での心配ばかりで長続きせず、引越の繰り返しがリズムとなって、ハラハラドキドキ。でも、とっておきのハートフルな結末をお見逃しなく!
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
幸せな結末を楽しむ絵本です ギフトや読み聞かせに、安心しておすすめできます
さびしがりやの のねずみくんは、いろんなお隣さんと出会いますが、いろんなことを心配しすぎがち。 最初の家は麦畑の下。隣は話好きのモグラでした。 2度目の家は崖の上。隣のケヤキにはのばとが住んでいました。 3度目の家は農家の裏庭。やっと会えたお隣さんはねこ!? 4度目の家は川べりの土手。静かですがお隣がありません。 遠い遠い道を歩いて出逢えたお隣さんは…
ネタバレしちゃうと、 4度目のお隣さんは、きれいなのねずみの娘さんでした。そして二人は結婚しました。 という幸せな結末です。
月刊保育絵本の名作を市販化しました。
いろいろな事情から引っ越しを重ね、そのたびに隣人のことを心配するのねずみくん。
最後に出会ったのは……。
引っ越先での幸せ不幸せは環境により、特に隣人に左右されますね。
私もよく引っ越しをしているので、のねずみくんの気持ちがよく分かります。
最後に幸せになったのねずみくん。
素敵な出会いがあって、良かったですね。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
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