工藤直子と和合亮一の“いのち”をテーマに描いた5つの詩に三宅悠太が作曲した女声(同声)合唱とピアノのための曲集。2020年2月に『砺波市の歴史・風土・景観・自然・人などをイメージさせ、子どもから大人までが一緒に合唱できる合唱曲』というコンセプトをもって委嘱初演された混声版が早くも女声版として生まれ変わり、2020年9月27日(砺波市文化会館)女声合唱団「コール麗」 第7回演奏会(指揮:大門康彦/ピアノ:野理恵/合唱:女声合唱団「コール麗」、合唱創造となみ合唱団 女声有志) にて委嘱初演された。富山県の西に位置する砺波市の美しい自然に作曲者が接した際に感じた、自然の鼓動と“生きていること”への実感。その忘れ得ぬ体験をダイナミックで親しみやすい“歌”へと昇華した。女声合唱版では、いのちの瑞々しさがより引き立つ魅力の編曲となっている。世代の垣根なく、子どもから大人まで多くの方々に歌ってほしい作品である。
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