クラスでひとりぼっちのわたしは、学校にまよいこんできたぼろぼろの犬を、ボロとよんでせわを始めます。心の再生を清々しく描く絵本。
タイトルからは、まさかこんなお話だとは思ってもみませんでした。
もし息子がこの主人公の女の子のように
学校でいじめられていたらどうしよう、
と感情移入しながら読みました。
でも、この子にはこの犬がいてくれたおかげで
学校に行く意味が見つけられたし、
この犬にとっても住む場所もなく
小学生の子どもたちにいじめられても
わたしがいてくれたおかげで
生きていられたんでしょうね。
お互いが支え合い、
生きていくパワーをもらいあっていたのに、
最後の場面では、ここまでひどいのに
さらにひどくなるのかとショックでしたが、
とても考えさせられるお話でした。
小さい子よりも、小学生から中学生向けの
絵本のような気がします。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
|