ゾウさんのおっぱい。ネズミさんのおっぱい。ゴリラさんのおっぱい。ブタさんのおっぱい。いろんな動物が、おっぱいを飲んでいる姿が描かれています。
ゾウさんは、体の割に意外と小さなおっぱい。赤ちゃんがいっぱいいるネズミさんは、おっぱいもいっぱい。ブタさんも子だくさん。だから、たくさんのおっぱい。ゴリラさんは、毛むくじゃらの体につるっとしたおっぱい。 みんなおっぱいを飲んで、大きくなります。
そして……いよいよお母さんのおっぱいが登場。 お母さんのおっぱいを見つめるのは、赤ちゃんかな。それとも……?
お母さんと赤ちゃんの強いつながりを育む「授乳」という行為。客観的にはどんな風に見えているのか、読んでいると温かい気持ちで満たしてくれると同時に、ピシッと背筋を伸ばしてくれる一冊です。 おっぱい真っ盛りの赤ちゃんとも、おっぱいを卒業したお兄ちゃんお姉ちゃんとも、ぎゅっと触れ合いながら読んでみて下さいね。
(洪愛舜 編集者・ライター)
ぞうさんだって、ぶたさんだって、おっぱいのんで大きくなるよ。たくさんのんでげんきになるよ。ほら、ぼくだって…。全国学校図書館協議会選定図書
我が家の長男は、2歳になる少し前に弟が生まれて
お兄ちゃんになりました。
今はもう8歳になって、屁理屈こねたりもしているけれど
赤ちゃんの時は
歩きだすのもゆっくり、言葉もゆっくりで
お兄ちゃんになったとはいえ
この前までおっぱい飲んでた
お話もまだ、まんま、とか、ぶうぶくらいの
半分赤ちゃんな、お兄ちゃんでした。
この本の最後の、
お母さんのおっぱいを、
今は、すこーし弟に貸してあげるというところを読んで。
うちの「お兄ちゃん」もきっと
ぼく一人のお母さん、ぼく一人のおっぱいだったのに
今は少し、弟に貸してくれてる気持ちなのかな。
赤ちゃんに手はかかるけれど
新米お兄ちゃんのことも、大事にしなくっちゃ!
って。
兄弟のハハになったばかりの私、
頑張らなくちゃ!
って思わされました。
思い出の一冊です。 (よにんこママさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子6歳、女の子4歳、女の子1歳)
|