【再検証 夏の甲子園 激闘の記憶シリーズ】
高校野球の歴史を彩る、あの年のあの学校の戦いを、関係者への取材を通して改めて振り返る5巻シリーズ。1973年の広島商業、1976年の桜美林、1982年の池田、1982年の松山商業と熊本工業、1998年の横浜。それぞれの1年を、高校野球に精通したスポーツジャーナリストたちが描き切る。
東海大相模・原辰徳らスターが勢揃いした1976年夏の甲子園。優勝したのは初出場の伏兵・桜美林高校だった。プロ野球に進んだ者は誰ひとりとしていない。それでも、鉄の意志を持つキャプテン、泥臭さにこだわるエース、決勝戦だけ目を覚ましたラッキーボーイら個性豊かなメンバーが躍動。半世紀が経とうとする今も、その奇跡が色あせることはない。
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