写真の歴史を通じて、20世紀の感受性と人間という概念の運命を浮かび上がらせた名著が、21世紀以降の新しい道筋までを書下し大幅増補して刊行。
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写真とは、19世紀後半にはじまった〈終末〉と密接な関係を持ち、〈人間〉という概念の死滅と結びついた、20世紀の黙示録のひとつの形式ではなかっただろうか――。写真の歴史を読むことを通じて、時代の記録や個人の表現を超えた世紀の無意識と感受性を浮かび上がらせた著者の代表作。新たな書下ろし2章を付し、増補決定版としていま再び世に問う。21世紀以降注目を集める動向、フィクションとドキュメンタリーの狭間に生じた新しい位相、デジタル環境の深化による影響など、誕生後200年を迎える写真というメディアの歴史を描き出す。
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21世紀に何が変わったか?
大幅増補した決定版!
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